高野山奥の院とは

高野山中に広がる慰霊塔群があり高野山第二世真然大徳が建て藤原道長が規模拡大した燈籠堂や弘法大師の即身仏を祀る御廟や散策の休憩所に最適な頌徳殿などがあります。
慰霊塔とはお祀りする骨や遺髪などが無くても故人を悼む気持ちと魂を慰めるために建立されるもので高野山の霊力を信仰する人々が建てたものです。
各宗派の高僧・戦国武将・公家のお墓はもちろんですが一般の人のお墓もあります。

供養塔


この供養塔は加賀前田家2代目当主利長公のお墓です。
高野山の標高は約900mで険しい山の中に有ります。使われた石材は高野山の山中からとれた物ではなく遠く瀬戸内海の島から運んできました。
平地はまだ運べるとしても険しい山の中を持ち上げるのは大変です。
100人集めて駄目なら1000人集めれば何とかなる。
そんなわけは有りません。

さて実際はどうしたのでしょうかヒントは次の写真に有ります。


もうお判りでしょう。
真ん中がくり貫いてあるのです。
中をくり抜くことで重さが半分。頑張れば1/3ぐらいにはなったのではないかと思います。
どもまで薄くできたかは職人さんの腕の見せ所で、そのために細身ではなくずんぐりむっくりな五輪塔の形をしています。
それでも100人ぐらいの人工は必要だったそうです。

実はこの技は今でも使われている所が有ります。
高野山と同じような山中や丘の上にある墓地だと中台の所をコア抜き機で丸く抜いてあるお墓が有ります。


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